映画「進撃の巨人」はイマイチ

大人気の「進撃の巨人」の映画版をみました。
私は過去にアニメの「進撃の巨人」は見たことがあります。
あの巨人を実写版にできたという事で、しばらく話題にもなっていました。
「進撃の巨人」ファンもたくさんおり、グッズもたくさん販売されていましたよね。
私もアニメを見てから結構ファンでした。(流石にグッズは買いませんが・・・)
ファンでしたが、映画館で見る気にはならず、DVDがレンタル開始になるのを待っていました。
先日、ようやく前編・後編ともレンタルが開始になったので、早速かりてみました。
映画の画像やCGの技術は凄かったです。
気持ち悪いくらいリアルで、正直「映画館で見なくてよかったかも」と思えるほどでした(笑)
しかし、映画館で見なくてよかった理由がもう一つあります。
進撃の巨人の本当の良さが映画で伝えきれていない
正直言って、そう感じました。
進撃の巨人は「巨人」と「人間」の戦い・・という設定の中で、人間の儚さ、酷さ、生きるということ・・・を考えさせられる深いものがありました。
地球上で生きる人間以外の生物から人間を見ると、恐らく「巨人」のようなものでしょう。
必要以上に虫を殺してみたり、食用に育てたり・・・
人間は酷い動物です。
それを今度は逆に「巨人」という存在を作ることにより、人間が他の生物にやっているような酷い行為をしらしめる、深いストーリーでした。
「我々は家畜なのか!?」というフレーズもそれを象徴したものでした。
更に、「巨人はどこからやってきたのか?」「そもそも、なぜ巨人は生まれたのか?」という謎もミステリアスで面白かったのです。
しかし、今回の映画ではその要素がほとんど感じられません。
リアルな映像技術は素晴らしいのですが、進撃の巨人が持つ深さを表現できていないと思いました。
なので映画を見て、初めて「進撃の巨人」を知った人は「これのどこが面白いの?気持ち悪いだけじゃん」と感じても仕方がないかもしれません。
進撃の巨人を予めアニメで予習していた私でさえ「何だこれ、気持ち悪いだけじゃん」と感じましたから。
その点で非常に残念な映画でした。
進撃の巨人を見たことがなく、映画を見ようと考えている方にはオススメできません。
進撃の巨人 コミック 1-18巻セット (講談社コミックス)
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